脂肪肝② 専門外来を開設しました
2022.04.26(かけはしvol.111掲載)
自覚症状のない脂肪肝の早期治療のために
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるくらい、症状が進行しないと自覚症状がでない臓器です。症状が現れた時には思いのほか進行している場合があります。
そこで当院では、リスクのある脂肪肝の患者さんを早期に診断し、治療につなげるために、2022年4月に「脂肪肝外来」を開設しました。
■診断方法
STEP1.かかりつけ医での診断
健康診断などで肝臓の数値に異常があったら、かかりつけ医にご相談ください
STEP2.エコー検査での診断
肝臓に脂肪がたまっていないかとエコー検査で診断します
STEP3.血液検査
血液の数値から、リスクがあるかどうかを判断します(Fib-4 index)
STEP4.フィブロスキャン
肝臓の硬さや脂肪肝を測定し、数値化できる検査装置「フィブロスキャン」を導入しています。身体を傷つけず、脂肪肝炎の進行がとの程度かを知ることができます。
▼▼▼▼▼肝炎の進行が疑われる場合は下記の検査を行います。▼▼▼▼▼
STEP5.MRエストグラフィ
MRIを利用して、肝臓の硬さや脂肪量を広い範囲で測定することで、より正確に調べることができます。
STEP6.組織生検
上記の検査で慢性肝炎や肝硬変が疑われる場合は、肝臓の一部を採取し調べます。