子どもの頭痛①「その痛み、片頭痛かも！？」
2019.10.03（かけはしvol.101掲載）
子どもにも「片頭痛」は起きます！
ズキンズキンと脈打つような頭痛を繰り返すつらい片頭痛。実は、大人だけでなく子どもにもよく見られる〝病気〟です。 環境や成長に伴うホルモンバランスの変化によって起こり、日常生活に支障をきたす恐れもあるため、医師の指導のもと正しく治療・予防を行いましょう。
こんなに多い！片頭痛に悩む子どもたち
子どもの頭痛は、頭痛そのものが〝病気〟である「一次性頭痛（片頭痛、緊張性頭痛）」と、脳や鼻、目などの病気が原因で起きる「二次性頭痛」に分けられます。小学校高学年から中学生のお子さんが訴える頭痛の多くが「片頭痛」です。
片頭痛は短いながらも激しい痛みを伴うことが多く、頻度が高くなると
● 登校が難しい
● 保健室によく行く
● 早退を繰り返す
など、学業や日常生活に支障がでるケースも見受けられます。 しかし、子どもは自分の症状をうまく伝えることが難しく、中には学校などをサボろうとしているように勘違いされてしまうことも。子どもの痛みと心をしっかりと受け止め、適切な対処をすれば早期改善が見込めますので、きちんと治療・予防に努めてあげましょう。
親が頭痛持ちだと子にも遺伝
片頭痛には高い遺伝性があることが分かっています。つまり、親が片頭痛持ちである場合、お子さんが片頭痛を発症する可能性も高まります。
