禁煙外来③ 当院の禁煙治療
2017.07.19(かけはしvol.88掲載)
<多職種の支援で成功率アップ>
<禁煙治療に保険が適用される条件>
<効果的な禁煙治療を実施 >
当院では1994年から禁煙外来を設置し、医学的根拠に基づいた治療を開始。2006年からは医師、看護師・保健師、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士、事務員の各専門スタッフからなる禁煙支援推進チームが、禁煙を希望する方を全面的にサポートしています。この体制こそが当院の特徴で、多職種による支援で、禁煙成功率は約2.5倍にも上がると言われています。10年間の支援実績は2千人以上にのぼっています。
禁煙治療は、一定の条件さえ満たせば、健康保険を使って受けることができます。詳しくは内科外科総合外来へお問い合わせください。
<禁煙治療に保険が適用される条件>
①ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)によりニコチン依存症と診断(TDS 5点以上)されていること
②ブリンクマン指数(1日の本数×喫煙年数)が200以上あること(34歳以下の方は200未満でも可)
③直ちに禁煙することを希望し、禁煙治療を受けることを、文書により同意されること
②ブリンクマン指数(1日の本数×喫煙年数)が200以上あること(34歳以下の方は200未満でも可)
③直ちに禁煙することを希望し、禁煙治療を受けることを、文書により同意されること
当院の禁煙支援は「禁煙教室」と「禁煙外来」からなります。 まずは、禁煙基礎講座の「禁煙教室」にお越しください。喫煙の害や禁煙のメリット、禁煙補助薬の使い方、食事の工夫などの禁煙に役立つ情報をご紹介します。引き続き禁煙治療を希望される方は、禁煙外来を受診いただきます。ここでは5回/12週間にわたり治療を行います。呼気中一酸化炭素濃度等の検査と看護師によるカウンセリングの後、医師が禁煙補助薬を処方。ニコチンパッチあるいは、ニコチンを含まない飲み薬(チャンピックス)を使って、確実な成果を挙げるアプローチで治療を行います。
禁煙は一人ではなかなか成功できません。専門スタッフの支援と適切な治療で、ぜひ一緒に禁煙を成し遂げましょう。