本当に最後!のC型肝炎経口新薬が登場!!
- 肝臓川柳
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また朗報 非代償性にも やっとくる~
((やっとくる…えっとくる~…えぷくる~…エプクルーサ……) )
今年の1月8日に
本邦最後のC型肝炎経口薬(DAA薬) “エプクルーサ”が製造承認を受けました。
エプクルーサ配合錠は、
NS5B阻害薬のソフォスブビルと
NS5A阻害薬のベルパタスビルを配合したもので、
あの”ハーボニー”を製造販売したギリアド・サイエンシズ社の新薬です。
特徴は、
「前治療歴を有する(前回DAA治療で治らなかった)
C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」
「C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」を効能・効果としてます。
用法用量はきわめてシンプルで、1日1回1錠
◆C型非代償性肝硬変(初回治療)はエプクルーサ単剤で12週間投与
◆C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変(再治療)はレベトールと併用し24週間投与
となっています。
従来薬で治癒しなかった患者に適用できるだけでなく、
非代償性肝硬変患者に適用できる初めての新薬です。
一部、 併用薬への注意や腎機能障害が中等度以上(eGFR30未満)には禁忌
という制約がありますが、ほとんどどんなのC型肝炎・肝硬変患者でも
加療が可能となるようです。
発売はもう間近であり、多くの患者さんが待ち望んでいます。
- これだけ覚えておいて損はない!
今回のポイント -
新しいC型肝炎治療薬エプクルーザは
従来薬で治療しきれなかった患者に適用できるだけでなく、
非代償性肝硬変患者にも適応する初めての新薬です。
これでほとんど、どんなC型肝炎・肝硬変でも加療が可能となるようです。
2019.1.18 更新