日本において薬が承認されるためには、製造方法を含め厚労省の審査を通らなければなりません。 このたび薬剤メーカーの化血研が、厚労省の認可なく製造方法を変更して血漿分画製剤を製造し、かつ査察を逃れるため隠蔽を行っていたことが発覚いたしました(ワクチンに関しては製造方法の変更はみられません)。 化血研は血漿分画製剤やワクチンの大手製造メーカーであり、当院におきましても化血研製品を使用しておりましたが、本事件を受け、当院におきましては代替できる薬剤がないものを除き、他のメーカーのものへと変更をいたします。
製造方法を無断で変更していた血漿分画製剤につきましては、販売前の国家検定を合格して販売されていること、重篤な副作用の報告がないことから安全性は確保されているとのことです。 本件につきまして、ご不明な点、ご質問などございましたら、医師または薬剤師までご相談下さい。
平成27年12月
福井県済生会病院