2015年10月1日、国は「特定行為に係る看護師の研修制度」を創設しました。この制度は、団塊世代が75歳以上となる2025年に向け、在宅医療・介護サービスを充実させるためのチーム医療推進を目的につくられました。
指定の研修機関などで研修を受けた看護師は、これまで保健師助産師看護師法で「診療の補助」に含まれていなかった特定の医療行為を、医師の指示を受けてできるようになります。日本看護協会看護研修学校では今年初めて、「特定行為研修を修了した看護師(略称〝特定看護師〟)」が39人誕生しました。
当院では、3人の看護師(日本看護協会特定行為研修2人、ナースプラクティショナー養成過程1人)が研修を修了し、7月からそれぞれ「救急集中ケア領域」「感染症管理領域」「慢性疾患管理領域」の特定看護師として活動しています。
特定行為と特定行為区分(38行為21区分)
当院の特定看護師の領域
緑枠は救急集中ケア領域特定看護師、赤枠が感染症管理領域特定看護師、青枠は両者。
慢性疾患管理領域特定看護師は、全行為全区分。
活動の様子