【健康】自律神経の整え方 vol.2
春は1年の中でも体や心に不調を感じやすい季節です。
新入社員はもちろんですが、お迎えする企業側も同じで、気づかないうちに緊張状態が続いてしまうこともあるでしょう。
また、激しい寒暖差に合わせようと体は無理をしますし、社会的な環境の変化が多く精神を消耗しやすいと言われています。
今回はVol.2ということで、ストレスへの理解とリラックス法をご紹介します。
あなたは 何が ストレス?
悪いことも良いことも、大きな変化は心身への影響も大きいもの。
自分が何にストレスを受けやすいか理解しておきましょう。
【 家庭で 】
▶ 家族や近親者の死
▶ 離婚や別居などの家庭内の変化
▶ 自分や子女の結婚・妊娠
▶ 家族の就職・退院
【 会社・学校で 】
▶ 人間関係のトラブル
▶ 地位の変化
▶ 失業や退院・引退
▶ 進学・卒業
▶ 配置転換・転勤
▶ 個人的な成功
▶ 食生活の変化
▶ 新しい家族が増える
♪ 気軽にできる方法でリラックス! ♪
ストレス社会といわれる現代。私たちは常にストレスにさらされています。
一口にストレスと言っても、要因(ストレッサー)となるのは、仕事や人間関係、環境、病気など様々で、人によってもその感じ方が違ってきます。
厚生労働省の調査では、特に仕事や職業生活が強いストレスになっていると感じている割合は約6割(2017年労働者健康状態調査)にも上ります。
そんなストレスを解消できずにたまったままにしておくと、イライラや不安感を覚えたり、気分が落ち込む、やる気がでない・・・といった心身の病気を引き起こす危険性も。
これまでのように仕事がこなせないなど生産性がひどく低下しているようなら要注意です。
解消法も様々で、今回ご紹介した方法もちょっとしたきっかけになればと思っています。
ですが、まずは「忙しい時こそ規則正しく」を合言葉に、ご自身の生活習慣を見直すところからはじめてみませんか?
福井県済生会病院 主任臨床心理士・公認心理師
車屋知美
恩賜財団済生会のホームページでは、済生会グループとしての活動や症状別病気の解説など、様々な情報を公開しています。
今回ご紹介した自律神経に関わる病気「自律神経失調症」について、予防の基礎知識を紹介しています。
「自律神経失調症」は一般でも広く使われていますが、曖昧に使用されることが多い診断名です。
本来は、自律神経系という内臓を調整する神経系(交感神経系と副交感神経系の2つがあります)が体内でうまくコントロールされていないことによって引き起こされる、数々の症状を指します。
人間ドックで自身の状態を確認し、
専門家と相談しながら生活習慣を見直しましょう。