【健康】自律神経の整え方 vol.1
春は1年の中でも体や心に不調を感じやすい季節です。
新入社員はもちろんですが、お迎えする企業側も同じで、気づかないうちに緊張状態が続いてしまうこともあるでしょう。
また、激しい寒暖差に合わせようと体は無理をしますし、社会的な環境の変化が多く精神を消耗しやすいと言われています。
□ よく頭痛がする、頭が重い感じがある
□ 胸が圧迫されるような苦しさがある
□ 肩がこりやすい
□ めまいがする
□ 全身がだるい感じがする
□ 下痢や便秘になりやすい
□ 朝、早くに目が覚めてしまう
□ 朝は気分がすっきりしないことが多い
□ これから先、頑張れる自信がない
□ なんとなく不安でイライラする
□ 人に会いたくない気持ちが強い
□ 集中力が続かない
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かれています。
互いに相反する役割を担っていて、緊張・集中・活発に活動するときには交感神経、一方、睡眠やリラックスしている時は副交感神経が働きます。
仕事や家庭生活の忙しさの中でつねに緊張状態にあったり、睡眠の質が悪いと疲労が蓄積して、交感神経が優位になる時間が増えてきます。
このように、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてくると疲労感や頭痛・肩こりなどの体の不調が生じ、さらには脳や心臓の血管の虚血を引き起こす原因となります。
これが「自律神経の乱れ」となります。
\ こころとからだの調子を整えるコツ /
✓ 体が冷えないように温める
✓ 運動をする
✓ 睡眠をしっかりとる
✓ リフレッシュする
気持ちのよいルーティーン、良質な睡眠は大切です。
特に「睡眠」については、現在、厚生労働省でも「GoodSleepガイド」の作成を検討しており、注目度が高い健康づくりのための要素です。
まずは、現在の自身の状態を確認し、自分に合った健康管理、ルーティーンを見つけていけるといいですね。
次回の「自律神経の整え方 vol.2」では、その場で簡単にできるリラックス法をご紹介します。
福井県済生会病院 主任臨床心理士・公認心理師
車屋知美
新しいスタートとなる時期、だからこそ、
人間ドックで自身の状態を確認しましょう。