■ 特定健診・特定保健指導を受けて生活習慣病を予防しましょう。
平成20年4月より「特定健診」「特定保健指導」が始まりました。
これは「病気の早期発見・早期治療」を目的とした従来の健診と違い、病気を未然に防ぐ「早期介入・行動変容(日常の悪い生活習慣を改善すること)」を目的としています。特定健診ではメタボリックシンドロームに着目し、メタボリックシンドロームのリスクを調べ高リスク者には引き続き特定保健指導を実施します。
狭心症や心筋梗塞などの心臓病や脳卒中・糖尿病の合併症(失明や腎不全など)は動脈硬化が主な原因でこの動脈硬化を急速に進めるのがメタボリックシンドロームなのです。
■ ≪特定健診・特定保健指導の流れ≫ ~40歳から74歳までの全ての方が対象です~
基本的な健診
詳細な健診
*65歳~74歳の方は「高リスク・積極的支援」レベルでも「中リスク・動機付け支援」となります。
*すでに高血圧や糖尿病・脂質異常症で服薬治療中の方は特定保健指導の対象となりません。
特定保健指導の対象となった方に「利用券」が届きます
初回面接
保健師または管理栄養士とともに、生活上の問題点を一緒にお話しながら、個人の生活スタイルに合わせて、内臓脂肪減少プランを立てます。(具体的にカロリーなどを示しながら、目標体重・腹囲に向けた生活習慣改善計画を立案します)
*人間ドックで生活指導を受けている方は、その際立てた目標・計画の実施程度も確認します。
帰宅後は「セルフチェックシート」をつけながら、プランを実行します。
【セルフチェックシート】
メールまたは電話による支援
プランの実施状況を確認したり、必要なアドバイスを行います。
最終評価
身長・体重・腹囲・血圧を測定し、生活習慣の改善状況を最終確認します。
*ご希望に応じて血液検査も可能です。
*動機付け支援の場合は、ご希望に合わせて途中支援(1ヶ月毎にメール支援など)を行い、6ヶ月後に最終評価を行っています。
人間ドックでの指導は基本的に年に1回のため「指導を受けたときには注意するけど、時間がたつと忘れてしまうという方も多いと思います。特定保健指導では、人間ドック時よりもゆっくりと時間をかけて、皆さんの生活スタイルに合わせて「できること」を見つけていきます。「どうせできない」と思わず、1つからでも「できること」を見つけて、1歩ずつでも健康に近づけていきましょう!