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病気について、症状等
脳の中のドーパミンをつくる細胞が変性してしまう病気です。進行性の経過をたどります。
10万人あたり150人程度の有病率といわれ、中高年での発症が多いです。
ふるえで受診されることが多く、他に、動作がゆっくりになる、表情が乏しい、歩きにくい、姿勢の保持が難しく転びやすい、などの症状がみられます。他にも、立ちくらみや便秘、排尿の障害、入眠時に足がむずむずするなどの症状もみられます。
検査
パーキンソン病と似ていて異なる病気も多いため、区別するために様々な検査を行います。
・頭部MRI/CT検査
・MIBG心筋シンチグラフィー
・脳血流検査、特にドーパミンのトランスポーターに結合する核種を使用したもの(DATスキャン)
上記のように画像検査が主体で、重要です。
治療
根本的な治療は難しいですが、脳内のドーパミンを補充するあるいはドーパミン神経を刺激する飲み薬を使用することで、症状を取り除いたり和らげたりすることができます。他にも、ドーパミンの分解を抑える薬や間接的にドーパミンの働きを優位にする薬などを併用することで、症状の進行に合わせた治療を行います。また、立ちくらみや便秘、排尿の障害、入眠時に足がむずむずするなどの症状に対しては、症状を和らげる薬をそれぞれ使用します。
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