福井県済生会病院

良性発作性頭位めまい症

めまいを訴える患者さんの3～4割は良性発作性頭位めまい症であると考えられます。
これは本来正しい位置にあるはずだった耳石というものが、特定の三半規管に入り込んでしまうことによって起こると言われており、特に仰向けや起き上がったとき、寝返りをした時に誘発されるめまいが特徴的です。基本的に難聴は伴いません。当院においては、頭の向きを変えたときに起こる眼球の動き（眼振）をくわしく観察することで、どちらの側の、どの三半規管が、どのように具合が悪いかまで診断しています。
障害のある三半規管を特定し、特別な体操（頭位治療）を行い、理学療法という頭を動かす体操、リハビリによってめまいの改善をはかっています。

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