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病気について、症状等
血液中の悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が増加したり、善玉(HDL)コレステロールが減少することにより、動脈硬化症(脳梗塞や狭心症・心筋梗塞)が起こりやすくなる病気です。特に、肥満(メタボ)、高血圧、糖尿病、喫煙、ストレス等が加わるとそのリスクは高くなります。脳梗塞や狭心症・心筋梗塞が起こるまではほとんど症状がない、サイレントキラー(静かなる殺し屋)のひとつです。
検査
血液中の悪玉(LDL)コレステロール、中性脂肪、善玉(HDL)コレステロールを測定することにより診断します。動脈硬化の評価には、(負荷)心電図検査、頭部CT(またはMRI)、脈波伝導速度(PWV)、
頸動脈内膜中膜肥厚度(IMT)等の検査を行います。
治療
まず、食事・運動療法が治療の基本です。これのみでは不十分な場合、あるいは遺伝的な病気(家族性高コレステロール血症など)の場合は薬物治療を行います。
悪玉(LDL)コレステロールが主に高い場合は、これを低下させる経口薬(スタチン、エゼチミブなど)、中性脂肪が主に高い場合はこれを低下させる経口薬(フィブレート薬など)を使用します。
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