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病気について、症状等
甲状腺にできる腫瘍には良性の腫瘍(濾胞腺腫など)と悪性の腫瘍(乳頭がんなど)があり、他の甲状腺の病気と同様に女性に多く見られます。基本的には無症状ですが、悪性で腫瘍のサイズが大きくなると、首の圧迫感や息苦しさ、嗄声を伴うことがあります。
検査
まず甲状腺エコーで、腫瘍のサイズや形状、内部の性状、周囲のリンパ腺の腫れの有無などを検査しますが、これで少しでも悪性の疑いがある場合は、腫瘍の細胞を直接注射器で吸い上げて顕微鏡で良悪性を鑑別する「吸引細胞診検査」を実施します。
治療
甲状腺エコーで明らかな悪性所見を認める場合や吸引細胞診検査で悪性細胞が確認された場合は手術による腫瘍の切除をまず選択します。それ以外の場合は半年~1年間の割合で、甲状腺エコーや吸引細胞診検査を繰り返し、腫瘍のサイズや性状の変化を慎重に経過観察します。
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