チーム制で生活習慣病を克服。
本外来は平成17年度に開設され、糖尿病、メタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病をもつ患者さんに検査、診察のみならず、栄養、運動指導等の生活指導を重点的に行い、かかりつけ医からの紹介患者さんを含め、これまで延べ2000名を超える患者さんに実践的な指導を行ってきました。
本外来のコンセプトは二つ。まず量から質への転換、つまりただ数をこなすだけの従来の方法から、各個人の生活習慣やデータに即応したきめ細やかな個別の指導、すなわち「テーラーメイド」のスタイルへのシフトです。もう一つは地域医療機関との連携を密にし、「二人主治医制」を推進すること。日常生活に即した日頃の指導はかかりつけ医で行い、検査や合併症などの節目において当院を利用していただく形です。その最終目標はなによりも患者さんの健康寿命の延伸です。
当外来が対象とするのは、糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満、痛風、脂肪肝など動脈硬化を起こしやすい方で、生活習慣に問題があり、その是正によって健康寿命の延伸が見込める皆さんです。そして病院はあくまでサポーターであり、主役である患者さんの指導を行うのです。
その際、医師はもちろん管理栄養士、看護師らが専門性を活かして力を合わせる「チーム医療」を推進し、総合的なアプローチを図ります。
診療の質を担保するため、本外来はすべて予約制となっています。その来院の流れは、地域連携医療機関から、高度な検査機器や専門スタッフの利用を目的に紹介を受ける場合、病態や治療内容あるいは合併症の再評価のための定期受診、そして院内の他セクションからの引継です。いずれの場合でも、患者さん個々のデータを基にした個別指導でテーラーメイドに対応し、チーム医療体制で丁寧に説明・指導を行います。
内科部長
金原 秀雄
(かねはら ひでお)
免許取得:平成8年
健診センター副部長
久田 あずさ
(ひさだ あずさ)
免許取得:平成5年
内科副医長
佐藤 健太郎
(さとう けんたろう)
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