リウマチ膠原病疾患とは、関節/皮膚/肺/腎臓/心臓/消化管/神経/眼/耳など様々な臓器に症状を呈しうる、免疫のエラーを主体とした疾病です。免疫とは細菌やウィルスの排除、癌細胞の増殖抑制、ケガの修復など、お体にとって必要不可欠な防御システムです。この防御システムが、ゆるやかに、時には数日の経過でご自身のお体に刃を向けてしまうと、様々な症状となって現れます。
全てのエラーを病気と認定するわけではありませんし、また病名がついたからといってお薬が必要になるとも限りません。エラーの質、障害の程度、薬のメリット/デメリットを考えたうえで治療の計画を立てるため、患者さんそれぞれに応じ個別化した対応が求められます。
免疫が関わる疾病ですので、免疫を抑制したり調整したりする薬を使用することになります。エラーに応じてどのお薬を選択するかということは大切ですが、それ以上に、治療を継続していくうえで重篤な副作用(無症状に進行するものも含め)に患者さんが困る事がないよう、配慮していく姿勢を大切にしています。
【場所】2階Fブロック内 リウマチ膠原病外来
【診察日】木曜日午前中(完全紹介予約制)
※初診の場合は院内の他科受診依頼書もしくは他院からの紹介状と予約が必要です。
当院には2025年時点で、内科的素養をベースにおいたリウマチ専門医と、整形外科的素養をベースにおいたリウマチ専門医が在籍しています。それぞれの視点を元に、看護師・作業療法士・薬剤師とともにチーム医療を展開しています。
妊娠計画~出産~子育てにおける関節リウマチ治療
癌の発見、治療を通じての薬剤減量
生活面/金銭面に配慮した治療提案 etc
内科医長 血液浄化療法センター長
上川 康貴
(かみかわ やすたか)
免許取得:平成20年
整形外科医長
髙木 知治
(たかぎ ともはる)
免許取得:平成22年
受診について