日本海側初の本格的SCU(厚生労働省施設基準)を
備えた脳卒中センター
「脳卒中は怖くない!歩いて帰る!」をめざし、チーム医療と新体制、最新機器で支援します。
脳卒中になったばかりの不安定な状態の患者さんを集中的に治療する部門です.専従の専門医療スタッフが適切な治療と早期からのリハビリテーションを行うことにより,良好な治療効果が期待でき,日本脳卒中学会による脳卒中治療ガイドラインにおいてもSCUでの治療が推奨されています.
当院SCUは「歩いて帰る脳卒中」を目標として2006年12月に開設されました.年間約350人の脳卒中患者さんの治療を行なっています.
広報誌「かけはし」 特集:脳卒中~こんな症状は脳からの警告!~
顧問
宇野 英一
(うの えいいち)
免許取得:昭和54年
顧問 院長補佐
若松 弘一
(わかまつ こういち)
免許取得:昭和57年
副院長
向井 裕修
(むかい ひろのぶ)
免許取得:昭和61年
脳神経外科主任部長 脳卒中センター長 脳神経センター長
高畠 靖志
(たかばたけ やすし)
免許取得:昭和63年
脳神経外科部長
山﨑 法明
(やまざき のりあき)
免許取得:平成6年
脳神経内科医長
上野 亜佐子
(うえの あさこ)
免許取得:平成14年
脳神経内科医長
山口 智久
(やまぐち ともひさ)
免許取得:平成24年
脳卒中は脳の血管の障害により引き起こされる病気です。卒中とは急に風にあたって倒れる状態を表しますが、まさに突然発症するのが特徴です。脳卒中の代表的な病気は脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血の3種類です。
脳卒中の代表的な病気は3種類です
・脳梗塞:脳に行く血管が詰まって、血流が途絶えることにより脳が傷んでしまう病気です。
・脳内出血:脳の中の血管が破れて、脳の中に出血して、脳が傷んでしまう病気です。
・くも膜下出血:脳の表面を走る動脈の壁の一部が膨らんで風船状の小さなコブができ、それが破れて脳の表面に一気に出血が広がる病気です。
いずれの脳卒中であっても重症の場合は意識障害がでます。その場で倒れてしまい呼びかけに対する反応も悪くなってしまいます。さほど重症ではない場合、次のような症状が出ます。
脳梗塞、脳内出血
どちらも脳そのものが傷みますのでよく似た症状をだします。いずれの症状も突然出てくるのが特徴です。
一過性脳虚血発作
上記の症状が一時的、短いと数分の間、出現してすぐに消えてしまうことがあります。これは一過性脳虚血発作といい、大きな脳梗塞の前触れのことがあります。症状が一時的であってもすぐに病院を受診することが大切です。
くも膜下出血
くも膜下出血は脳の表面に出血が広がる病気ですので、症状は突発する激しい頭痛です。
米国脳卒中協会では脳卒中を疑う人を見たら3つのテストを行い,そのうちの一つでもあればすぐに救急車を呼ぶことを勧めています.それぞれの頭文字をとってFASTと呼ばれています
脳卒中はいずれの種類であっても治療は時間との戦いです.治療が早ければ早いほど後遺症は少なくてすみます.脳卒中が疑われたら一刻も早く,救急車を呼んで専門医を受診することが極めて大切です。
脳卒中にならないために大切なことは以下の3点です。
受診について