診療科のご案内

血液浄化療法センター東館 4F

特徴

血液浄化療法とは、血液中の物質を医療機器を用いる事によって除去/中和する治療法です。血液浄化療法センターでは、疾病治療にあたり原因物質除去化を行うアフェレーシス治療、急激なお体の変化に対して対応する急性血液浄化療法、そして日々の生活を支えるための腎代替療法として維持透析を提供しています。



 

腎代替療法としての維持透析について

 お腹がすけば食事をとり、疲れれば休養をとり、そしてまた生活を営む。生きるとは、こうした当たり前の活動の積み重ねかと思います。この当たり前の生活を、日々日々腎臓は支え、体のなかに老廃物がたまらないよう調整しています。しかしながら、何らかの理由で腎臓がお身体を支えきれなくなってしまった時、腎臓にかわって生活を支える一助となる治療が、腎代替療法となります。
 ご自身の腎臓にかわって、機械の膜を用いて血管内の環境を調整する血液透析、ご自身の腸を囲む腹膜を用いて血管内の環境を調整する腹膜透析、当院ではこの2つの腎代替療法を通じて患者さんの生活支援を行っています。

 



血液透析について

 当センターには約50台の透析機器を備えており、週当たり150名の患者さんに対応できる人員配備にて血液透析を行っております。流行感染症にかかられた際も、他の方へうつしてしまう心配をかけることなく透析を提供できるよう、3つの個室を用意しています。
 また、就労支援にも力をいれており、就労者に対しては夜間帯での透析提供を行っています(身体状況に応じて個別相談対応となる点は、あらかじめご了承ください)。
 血液透析を継続するにあたっては、血液を取り出す血管を可能な限り健全な状態に保っておくことが望ましいです。当院では熟達した臨床工学技士によるエコー評価と、放射線科医と連携した迅速な血管内治療の提供を心がけています。



 

腹膜透析について
 血液透析と優劣ない治療成績を有する腹膜透析ですが、日本ではあまり普及していません(腹膜透析普及率は5%前後です)、当院では旧来より全国での普及率にとらわれることなく腹膜透析のメリット/デメリットを十分にお伝えのうえ、患者さんとともに透析療法を選択できるよう取り組んできました。2024年時点で20名の方が腹膜透析を続けておられます。
 しっかり食べる方には十分な透析を、食事摂取量が減ってきた高齢者の方には最低限の透析を、生活の実態にあわせご自宅での生活を支援する透析メニューを個々に提供しています。
 腹膜透析のデメリットとして、本人もしくは家族の介助によって治療を行わなければならないという点があげられます(医師・指示を受けた看護師は実施可)。認知機能・身体機能の低下した方では、おのずと家族の負担が大きくなってしまいます。近年はこの点にも配慮し、連携医療機関・訪問看護ステーションのお力を借りながら、在宅での腹膜透析治療を支援できる体制整備にも努めています。



主な病気と治療

スタッフ紹介

担当医スケジュール

診療実績

受診について

診療時間
月~金曜日 8:30~17:00
(午後は予約・紹介・小児科のみ)
診療受付時間 8:20~11:00/
自動受付機は7:40より稼働
休診日
土・日曜日、祝祭日、年末年始
休日・時間外診療
救急センターにて対応します。

0776-23-1111

〒918-8503
 福井県福井市和田中町舟橋7番地1

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