救急センターは救急車で搬送されてくる患者さんを受け入れ、命に関わるような緊急性の高い患者さんおよび時間外の診療を行う場所です。当院では年間約2,000台の救急車を受け入れ、歩いて来院される約12,000人の患者さんの診療を行っています。
診療体制は、日中は救急専属医および研修医、夜間は研修医・内科系・外科系・脳神経センター・産婦人科、当番日には救急専属医、そして輪番によって小児科医の体制で診療を行っています。
救急診療の目的は、原則的に急病の患者さんの初期診療(初療)をいかに安全にスムーズに行うかにあります。救急診療では、基本的にはご希望の専門科の受診はできませんが、病気の緊急性を見極め、可能な限りの診断と応急的に初期治療を行いながら、専門科の選定を行い、入院・外来再診の必要性を判別することにあります。各専門科は、緊急性や必要に応じて電話でコンサルテーションまたは呼び出しするオンコール体制となっていて、急がない場合は翌日以降の診療時間内に該当する専門科の受診をご案内する場合もあります。
また当院は臨床教育病院でもあり、はじめは研修医が診療にあたることがあります。研修医は多数の科をまわって研修中であるため、幅広く新しい知識を勉強しており、全科にわたる様々な訴えの患者さんを最初に診療するには実は適した医師です。研修医の診療後、検査の必要性や治療については必ず上級医が確認しており、結果的に診療の方針に違いが生じることはありませんので、安心して受診して下さい。
休日・時間外の診療について救急センター長
又野 秀行
(またの ひでゆき)
免許取得:平成12年
救急センター 医長
田中 友規
(たなか とものり)
免許取得:平成26年
受診について