福井県済生会病院はこの度、がんの治療と就労の両立支援について優れた活動を行っている企業や医療機関を表彰する「架け橋大賞」(BCC:Bridge between Clinic & Company主催)において、最も優れた取り組みに与えられる「架け橋大賞最優秀賞」を受賞しました。
がん患者さんの就労に関しては、2013年10月に県内で初めてハローワーク福井と連携した就労支援を開始。さらに、2017年1月からは福井産業保健総合支援センターとの連携も開始。両立支援促進員による、職場復帰や雇用継続についての悩みにも対応しています。今回の受賞を機に、引き続き「がん治療を続けながら働きたい」という患者さんの思いに応えるべく、取り組みを強化していきます。
【受賞理由】
隅々まで網羅的に目配り気配りが行き届いた就労支援を展開されていることが高く評価されました。就労支援窓口があり支援コーディネーターが積極的に活動されていること、自治体の労働局などとの連携で行ってさらに発展させておられることが素晴らしく、今後のさらなる充実が期待されます。
※BCC(Bridge between Clinic & Company)とは、厚生労働省の労災疾病臨床研究事業費補助金【主治医と産業医の連携に関する有効な手法の提案に関する研究】横山班の中で、”がんと就労研究グループ”として発足。意識調査・労働実態調査を行い、得られた知見をそれぞれの職種・立場の人々に還元、より良いがん治療と就労の両立を万民のものとすることを目指しています。