2月3日、がん患者の就労支援をテーマに、国立がん研究センターがんサバイバーシップ支援部と共催で、市民公開講座を開催し、医療関係者や行政、企業、市民ら125名が参加しました。
第1部は、国立がん研究センターの高橋都がんサバイバーシップ支援部長による特別講演でした。高橋氏は、「あったら助かる支援やできる仕事を会社側に提案することが大事。支援を待つのではなく引き出そう!」と話されました。
第2部は「ご当地活動紹介」をテーマに、行政、患者、企業、医療機関それぞれの立場から、がん患者の就労支援に関する現状や、当支援開始からの振り返り、支援を利用した患者さんや、雇用する企業としての想いをお話しいただきました。
第3部は、カフェ形式で「治療と仕事について、嬉しかったこと・困ったこと・工夫」などについて話し合いました。
参加された方のアンケートからは、「治療中が終わった今、窓口に足を運びたい」「手術前に貴重な意見、アドバイスを聞くことができて有意義でした」「家族として落ち着いて、理解者としてまた支援者として、共に生きて生きたいと感じました」など患者さんや家族からの声のほか「立場、役割の違う方から話があり、内容が立体的になった」「たくさんのヒントをいただき、会社での支援に生かしていきたい」と行政関係や、企業側からもコメントをいただきました。